記事更新日:2026年08月04日
記事公開日:2024年02月09日
給与レンジ(等級ごとの年収の幅)は、採用ピッチ資料やカルチャーデックで「透明性」と「本気度」がもっとも伝わるページのひとつです。ただ、同じ給与レンジでも見せ方は会社ごとにまったく違います。この記事では、インターネット上に公開されている資料の中から給与レンジのデザインが優れているスライドを、独自に選んだ実在12社ぶん、「見せ方の型」ごとに分類して紹介します。自社の資料に合う型を、用途から選んで参考にしてください。
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給与レンジの見せ方は、大きく4つの型に分けられます。それぞれ得意なことと向いている場面が違うので、自社が伝えたいことに近い型から読んでみてください。
| 型 | 得意なこと | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ① 等級×レンジのバー | 全等級のレンジ幅を一目で俯瞰でき、右肩上がりで成長イメージを演出できる | まず「どこまで上がるか」を直感的に見せたい |
| ② 職種別レンジ | 職種ごとの水準差を並べて明示できる | エンジニアなど職種で相場が異なる会社 |
| ③ 給与テーブル(数表) | 号俸・下限上限まで数字で開示できる | 制度の作り込み・本気度を訴求したい |
| ④ 数字インパクト | 平均年収・昇給率の実額で即座に水準を訴求できる | 具体的な金額で差をつけたい/情報を絞りたい |
もっとも王道の型です。等級ごとに下限〜上限を浮いた棒で表し、右肩上がりのグラフで成長の伸びしろを直感的に見せます。

引用元:https://speakerdeck.com/estie/company-profile
estie社の給与レンジスライドです。職種別に7段階のLevel定義を設け、等級別の給与レンジを青の濃淡バーで表現しています。バーの型としてもっとも素直な基本形で、最初に参考にしたい1枚です。

引用元:https://speakerdeck.com/10xinc/zhu-shi-hui-she-10x-culture-deck
10X社の給与レンジスライドです。等級ごとの年収レンジを「全社共通」と「エンジニアリング本部」の2系列で並べ、職種による差を同じグラフ上に示しています。

引用元:https://speakerdeck.com/taxy/olta-culture-deck
OLTA社の給与レンジスライドです。「マーケット水準×等級(役割)」でサラリーテーブルを決める考え方を、角丸のカプセル型バーで表現しています。
エンジニアなど職種で市場相場が異なる会社に向く型です。職種群ごとにレンジを分けて並べ、水準の違いに納得感を持たせます。

引用元:https://speakerdeck.com/upsider_official/upsider-culture
UPSIDER社の給与レンジスライドです。給与レンジをBiz(G1〜G5)とTech(T1〜T5)の2つに分け、左右のカードで並列に見せています。職種別の型としてもっとも明快な基本形です。

引用元:https://speakerdeck.com/uluru_hr/engineer-recruiting
うるる社の給与レンジスライドです。等級・職種ごとの給与レンジを、ビジネス職(赤)とエンジニア職(青)に分けて示しています。

引用元:https://speakerdeck.com/nstock/we-are-hiring
Nstock社の給与レンジスライドです。職種グループAとBで給与レンジを分けつつ、「現メンバーのボリュームゾーン」を網掛けで重ねているのが特徴です。
号俸や下限・上限まで数字で開示する型です。制度をきっちり作り込んでいる本気度が伝わります。

引用元:https://speakerdeck.com/fourdigit/company-profile
FOURDIGIT社の給与レンジスライドです。左にスキル×デリバリーのマトリクス、右に等級1〜15の給与レンジ表(324〜2,160万円)を並べ、評価と給与を1枚で説明しています。テーブル型の王道といえる構成です。

引用元:https://speakerdeck.com/madoguchi/xin-zu-cai-yong-zi-liao-madoguchi-culture-deck-v1-dot-0
madoguchi社の給与レンジスライドです。S1〜M2・インターンの等級ごとに、号俸単位まで刻んだ給与テーブルを開示しています。透明性という点では今回の12枚でもっとも踏み込んだ1枚です。

引用元:https://speakerdeck.com/info_meem/meem-company-deck202512
MEEM社の給与レンジスライドです。Grade1-2〜6-7を列に、働き方・コアタイム・求められること・想定年収レンジを行にしたキャリアパス表として見せています。給与を役割とセットで理解できる構成です。
平均年収や昇給率の実額を大きく打ち出す型です。レンジを細かく刻むより、具体的な金額で一撃で水準を伝えたいときに向きます。

引用元:https://speakerdeck.com/ivry/ivry-culture-deck
IVRy社の給与レンジスライドです。平均年収と昇給実績を大きな数字だけで見せた、数字インパクト型のもっとも素直な基本形です。

引用元:https://f.irbank.net/pdf/20260325/140120260325588813.pdf
リブ・コンサルティング社の給与レンジスライドです。左に平均年収を赤い大きな数字で置き、右に評価プロセスを添えて「なぜその報酬を払えるのか」まで見せています。

引用元:https://speakerdeck.com/mediaaid2021/mediaaid-company-deck-20250305
MediaAid社の給与レンジスライドです。A1〜D3の等級を階段状のブロックで積み上げ、巨大なタイポグラフィ「Salary System」と組み合わせています。数字インパクト型の中でも見た目の主張が強い1枚です。
今回は「給与レンジ」の高品質なスライドを12個、①等級バー・②職種別・③給与テーブル・④数字インパクトの4つの型に分けて紹介しました。自社の資料でまず何を伝えたいか(成長の伸びしろか、職種差か、制度の作り込みか、水準の具体額か)から型を選ぶと、迷わずデザインを決められます。もっと別のデザインも見たいという方は、給与レンジのスライドデザインもみてくださいね。
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